いきなりですが、
こちらの3名の偉人をご覧ください。
どの方も学校の音楽室で見たことのある顔ぶれですよね。
今回はこの3名にまつわるアメカジアイテムのお話です。
こんにちは!
シフクのアメカジの若者と申します。
夏に向けて新たにTシャツを買いました!
それがこちら!!
WAREHOUSE 4064
B’s T-SHIRT No.1
毎年WAREHOUSEから出る人気シリーズ「セコハンシリーズ」。
その中から今年はこちらの一枚を選びました。
今回は
- WAREHOUSEのセコハンTシャツとは?
- TREE B‘sってなに?
- セコハンTシャツの着用レビュー
などについて紹介してきます!
WAREHOUSE セコハンTシャツとは?
「ヴィンテージの忠実な復刻」をコンセプトにアメカジファンに絶大な人気を誇るWAREHOUSE。
そんなWAREHOUSEのヴィンテージ愛の詰まったシリーズが2ND HAND SERIES(通称セコハン)です。
特徴はなんと言っても古着のような独特な質感。
ヴィンテージに精通したWAREHOUSE渾身のエイジング加工が施されており、新品からヴィンテージさながらの風合いが楽しめます。
毎年セコハンシリーズの人気のプリントのものは、予約の段階で売り切れるものがあるので、気に入ったものは早めに予約することをオススメします。
Lot.4064 B’s T-SHIRT
今回僕が購入したB’s T-SHIRTは、現在のヴィンテージ市場では超希少なTREE B’s スウェットのプリントを再現したTシャツです。
- ベートーベン
- バッハ
- ブラームス
の三人の音楽家がプリントされた60年代に作られたヴィンテージスウェットです。
3名ともBから始まる名前であることからそう呼ばれています。
オリジナル物は今では極端に球数が少なく、入手困難なTREE B’sスウェット。
そんな激レアなアイテムをベースに、セコハンの技術で現代に甦らせたのが、WAREHOUSEの B’s T-SHIRTです。
それぞれの3名のプリントが描かれてたものが発売されています。
憧れのヴィンテージアイテムを僕でも買える値段で提供してくれるWAREHOUSEさんには本当に感謝です!
と、それはさておき、僕には一つ疑問がありました。
「そもそもTREE B’sスウェットはどうして誕生したのか?」
コンサートのお土産なのか?単なるデザインなのか?
調べてみたら、意外な面白い話がありました!
まずはWAREHOUSEのセコハンTシャツの前に、このTシャツの元ネタであるTREE B’sスウェットのお話をします。
TREE B’s スウェットの誕生秘話
1960年代アメリカに、Rainier Aleという名のビールを製造していたビールメーカーRainier Brewingという会社がありました。
Rainier Aleはアメリカのウエストコーストでのみ販売されていました。
そしてその会社の広告を担当していたのはHoward Gossage(ハワードゴセージ)という人物。
ハワードは当時Ranier Brewing社がスポンサーを務めていた、とあるクラシック音楽専門のラジオ番組に目を付けます。
ハワードはそのラジオを通じてクラシック音楽の偉人がプリントされたスウェットをリスナーに送るという企画を始めます。
そこで採用されたのがベートーベン、バッハ、ブラームスでした。
当時はデザインとしてTシャツやスウェットにプリントを施すこと自体が、今ほどメジャーなことではなかった時代。
開始からたった2日で600件をも超える注文が殺到。
ハワードの企画は想像以上の大反響を呼びます。
そこでハワードは広告を全米に打ち出しました。
もちろんそこにRainier Aleの紹介も載せてです。
最終的にスウェットの注文数は全米から60,000件以上にも登りました。
こうして元々ウエストコーストだけで販売されていたRainier Aleでしたが、Rainier Aleの名は全米に知れ渡り、ハワードの広告戦略は大成功しました。
つまりTREE B’sスウェットは、単なる偉人のプリントがされたスウェットなのではなく、ビール会社の広告のために作られたスウェットだったのです。
ディティール
B’s T-SHIRTの元ネタについて書かせてもらいました。
ここからは本題のWAREHOUSEのB‘s T-SHIRTについて細かくみていきます。
プリント
文字通りこのTシャツの「顔」であるこのプリント。
適度に褪色した染み込みプリントで、雰囲気抜群です。
更によく見るとプリントが斜めにズレています。
このズレがいかにもヴィンテージTシャツっぽくて気に入っています。
しかし、ベートーベンは斜めにプリントされて少し不機嫌な様子…笑
首周り
首周りは二本針のバインダーネック仕様。
首周りが決して丈夫というわけではなく、適度にヨレる強度といった感じ。
好みは分かれそうですが、個人的には古着の風合いが出てかなり好きです。
ちなみにセコハンのTシャツのタグにはこのようなものが付きます。
このタグのデザイン、好きです。
生地感
生地には少しムラ感があり、かなりヴィンテージっぽい風合いです。
こちらも決して頑丈な生地感というわけではなく、古着らしい柔らかく伸縮性のある素材です。
ここも少し好みは分かれるかも。
丸銅ボディ
ヴィンテージTシャツといえばこのディティール。
ぐるっと一周生地の継ぎ目がない丸銅ボディです。
吊り編み機を使ったボディである証でもあります。
袖、裾の処理
袖と裾の仕上げは、天地縫いと呼ばれる一本ステッチの処理をしています。
天地縫いの処理は、90年代以前のTシャツに多くみられる縫製で、今となっては技術の要する手の込んだ縫製方法だそうです。
着用レビュー
実際に着てみました。
身長171cm、体重62kgでMサイズを着用しています。
サイズに関しては大きくもなく、小さくもなくといった感じ。
標準的なサイズ感です。
柔らかく伸びる生地なので、着心地は抜群です。
新品時から長年自分で着倒してきたTシャツかのような安心感があります。
これは色々なプリントのものを集めたくなりますね!
終わりに
今回はWAREHOUSEのセコハンTシャツとTREE B’sスウェットの誕生秘話について書きました!
WAREHOUSEのセコハンTシャツは古着好きな方には本当にオススメのTシャツです。
僕は夏に向けてもう何着か買う予定でいます!笑
皆さんも1着いかがですか?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは!
参考:Rainier Ale “Classical Sweatshirts” Ad Campaign by Howard Gossage
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