「桃太郎ジーンズを購入しようと思っている」
「桃太郎ジーンズの色落ちが気になる」
こちらの記事はそんな方に向けて書いています。
こんにちは!
普段ジーンズショップでジーンズを売っている若者と申します。
皆さん、桃太郎ジーンズって聞いたことありますか?
ジーンズやアメカジ好きな方なら名前くらいは聞いたことがあると思います。
そんな桃太郎ジーンズ、ジーンズを毎日何本も触れている私が超オススメするジーンズブランドなんです!!
今回は桃太郎ジーンズって
「名前は聞くけど実際どうなの?」
「人気な理由は?」
「色落ちはどうなの?」
といった疑問をお持ちの方に、桃太郎ジーンズの特徴3選と
実際に私が15ヶ月穿いた色落ちと感想を書いていきます。
ではいきます!
桃太郎ジーンズとは?
桃太郎ジーンズは岡山県倉敷市児島で2006年に誕生しました。
その時の単なる流行を追うことなく、生活や心までもが豊かになるような、本物の道具としてのジーンズを作ることにこだわったブランドです。
ブランド誕生以来、一部のジーンズマニア達から絶大な支持と信頼を持っており、最近ではインスタグラムなどで海外のマニア達も着用しているのをよく目にします。
実際、今海外でめちゃくちゃ売れているみたいです!
ブランド自体の説明はこのくらいにしておいて、気になる桃太郎ジーンズの特徴を解説していきます!
桃太郎ジーンズのここがスゴイ!特徴3選!!
桃太郎ジーンズには他のジーンズブランドにはない特徴がたくさんあります。
その中でもジーンズ販売のプロである私が特にオススメできる特徴を3つご紹介します。
世界最特濃インディゴ15.7ozのデニム生地
桃太郎ジーンズの最大の特徴はなんと言ってもインディゴの濃さです。
初めて見る方はブラックジーンズじゃないかと思われるくらい真っ紺々です!
私が知る限り、国産ブランドの中ではまず間違いなく最も濃い色のデニムを使用しています。
この濃ーーい色の生地を使用することで、色落ちが進むにつれて、はっきりとした濃淡が生まれるのです。
デニムを写真で撮ると色味が伝わりづらいのですが、上の画像はかなり実物と近いです。
更に15.7ozというデニムの中でもなかなかヘビーな生地を使用していますが、糸の原料に超長綿のジンバブエコットンを使用しているので、ヘビーオンスの生地でありながら柔らかく優しい履き心地なんです。
毎日穿いても全くストレスを感じさせません。
これ、意外とデニムを育てる上で結構なアドバンテージです。
それにより他社レプリカブランドとほぼ同じ価格帯でここまでクオリティーの高い商品開発が実現できているんですね。
純国産!各所の縫製のこだわりが半端じゃない!
縫製を見ても桃太郎のこだわり方は素晴らしいです。
フロント部分の画像ですが、
ここだけ見ても色んな糸を使っており、ミシン目のピッチも箇所によって違うことがわかります。
力の加わる箇所には太い糸を使って強度を高めていたり、色落ち後のパッカリング(生地の縮みなどによるウネウネ)を想定してその箇所に適切な糸で適切なピッチで縫製されているんですね〜。
更にベルトループやバックポケット入口の二本ステッチの間の生地を敢えて盛って縫製してあるため、そこがくっきりと色落ちしていきます。
こちらは一般的なジーンズのベルトループの作り。
こちらが桃太郎ジーンズのベルトループ。
差は歴然です。。
この僅かな作り込みの違いが1年、2年履いていくと大きな風合いの差になって現れるのです!
また、縫製には綿の糸を使っているので縫製糸までもが経年変化します!
綿の糸は化繊の糸と比べて切れやすく、強度は落ちますが、化繊の糸には絶対出ないヴィンテージライクな風合いが出ます。
◎桃太郎ジーンズでは切れやすい綿の糸を使っていることもあり、ジーンズの無料修理を受け付けています。少し糸が切れたくらいならすぐに直してもらえますよ!
一切妥協のない各所のディティールやパーツ!
桃太郎ジーンズの良さはまだまだあります!
上記の本格的な作り込みの他に、細かい箇所にもオーナーを満足させる作り込みがあります!
インシームのステッチは桃太郎らしくピンク色になっています。
一目で桃太郎ジーンズとわかるポイントです。もちろん綿糸です。
旧式力織機によって織られたジーンズの代表的なディティール、セルビッチ。
赤耳なんて呼ばれ方もします。
桃太郎ジーンズにも当然付きますが、よく見ると赤耳ならぬピンク耳になっています!
こういう洒落の効いた作り込みが本当にオーナーの所有欲を満たしてくれます。
こちらはジーンズといえばのリベットですよね。
なんとこの裏側は、、、
オリジナルの桃柄の家紋の刻印が入ります!
こちらの刻印は桃太郎ジーンズに使用される全てのリベットに入ります!
更にこのリベット、銅で出来ており、10円玉のように経年変化するんです。
シブいねー!!!
バックポケットの二本線のペイント!
この二本線、デザインとしてもすごく可愛いんですが、なんとこのペイントまでもが経年変化するんです!
下で変化後の写真も詳しく見ています。
ちなみにこちらのペイント、出陣レーベルには最初から入っているのですが、
他の銅丹レーベル、ヴィンテージレーベルの物にも+2,000円で同じペイントを入れることができます。
ここまで色んな仕掛けがあるジーパン、なかなかないですよ!笑
本当に贅沢なジーパンです。。
実際に15ヶ月穿くとこうなる!
では実際に私が15ヶ月穿いた桃太郎ジーンズを見ていきましょう。
ドーン!!!!!!!!!!!!
どうでしょうか!
後ろもドーン!!!!!!!!!!!!!!
シブーーーーーイ!!!!!!!!!
私が穿き込んだのは0105SPというモデル。
桃太郎の中で1番人気の出陣レーベルの1番細いナローテーパード型です。
早速細かく見ていきます!
皆さん大好きヒゲもバッチリ!
ワンサイズ程大きめに履いていたので、腿の大きなヒゲが出てくれました。
フロントボタンのアタリもいい味出してます。
かっこいいですね〜
裾のパッカリングもブリッブリです!
ユニオンスペシャルならではのウネウネがたまりません。
中盛りしてあるポケット入口の二本ステッチの間が顕著に色落ちしてます。
ペイントもいい感じに剥げています。
3年、5年と穿いていけばもっと味が出ると思います。
ベルトループもこんなにくっきり!
ボタンには芯材の真鍮にスズのメッキ加工をしている物を使用しています。
メッキ加工がはげて真鍮の金色が出てきていますね。
ボタンまで経年変化するとは、、、参りました。。。
綿の糸なのでやはりステッチ切れが多々ありますね。
これも味だと思います。
革パッチはあまり変化がありませんが、赤のインクが少し抜けたような気がします。
ちなみにコチラは、着用頻度は週6日。洗濯は月に一回。
糊付けや乾燥機に入れるなど、特殊なことは全くしていません。
ただ普通に毎日穿いただけです。
ちなみに洗濯の際、こちらの桃太郎ジーンズのジーンズ用洗剤を使用しました。
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個人的にはとても自然な色落ちで、いやらしくない適度なタテ落ちが本当にカッコよく育ってくれたなあと思います。
約650日毎日酷使しても生地に穴が空いたり、破けたりなどは一切なかったのは定期的に洗濯したおかげかなと思います。
ただ一つだけ、これから桃太郎ジーンズを穿こうと思っている方に注意点を言わせていただくと、色落ちのスピードは他のジーンズと比べてかなり遅いです。
特濃インディゴは穿き込めば雰囲気は唯一無二のカッコ良さに育ちますが、
とにかく早く色落ちをさせたい方には逆にマイナスかなと思います。
しかし、一本のジーンズを長く穿いてじっくり育てたい方や、最高の色落ちを目指したい方、確実にクオリティーの高いジーンズを一本持っておきたい方などには間違いなくお勧めできるジーンズです!!!
以上、桃太郎ジーンズの特徴3選と実際に15ヶ月穿いてみた感想でした!
まとめ
・縫製やパーツに一切妥協のない作り!
・穿き込んだら唯一無二の雰囲気に育ちます!
今回は桃太郎ジーンズについて書きました。
この記事が桃太郎ジーンズ購入予定の方に少しでも参考になれば幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にもアメカジ系の役に立つ記事を書いていきますので、
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ではまた!
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