【まずは王道を押さえよう】国産ジーンズおすすめブランド8選!

ジーンズ

こんにちは!
普段大好きなジーンズの販売員の仕事をしております若者と申します。

読者のみなさん、「国産ジーンズ」興味ありませんか?

元々アメカジはアメリカの文化ではなく、日本発祥の文化ですよね。

数ある国産ジーンズの中から、日本人であるあなたの心に刺さるジーンズがきっと見つかりますよ!

この記事はそんな思いで書いています。
最後までお付き合いくださいませ。

今や、国産のジーンズは世界的にもトップクラスのクオリティーを誇ります。

その核となる地域が岡山県倉敷市児島

この児島は国産ジーンズ発祥の地として知られ、オリジナリティ溢れる「ジャパンデニム」を求めて様々な国からマニアが集います。

とことんヴィンテージを追求し続けるブランド。
ヴィンテージをベースに新しい価値を提案するブランド。
はたまた、とにかく最高の色落ちを追求するブランド。

いま日本のごく少数のジーンズマニアたちが、日本の高い技術強い信念を持って世界のジーンズ業界を引っ張っているんです!

本記事では国産ジーンズをこれから初めて買う方のために、王道の8つのブランドとその代表品番をそれぞれ1型づつ紹介していきます。

あなたの生涯の相棒となる1本を見つける手助けとなれば幸いです。

では、まいります。

スポンサーリンク

オススメ国産デニムブランド8選!

WAREHOUSE(ウェアハウス)

WAREHOUSEは、「ヴィンテージの忠実な復刻」をコンセプトに、当時のディティールにこだわった流行に左右されない普遍的なアイテムを数多く生産しています。

個人的にもWAREHOUSEのヴィンテージへの追求は、他のブランドと比べても頭ひとつ抜き出ていると感じております。

現在の大量生産の効率には到底かなわない、当時と全く同じ製法で生産するスタイルは、それ自体がとても希少な国内ブランドであると言えます。

そんな国内随一の生産体制を誇るWAREHOUSEの代表的なジーンズが1001XXです。

 

1930年代のヴィンテージデニムバナーを解体・研究して完成させた13.5ozWAREHOUSEの顔とも呼べる生地を使用しています。

テネシー州、テキサス州、アリゾナ州で採れるコットンを独自のレシピでブレンドした糸を使い、国内最古の旧式力織機「G3」によりゆっくりと織られた生地は、ヴィンテージと全く遜色のない色落ちを体験することができます。

更に当時の無骨なアメリカの雰囲気が味わえるよう、シルエットも一切妥協なくパターンされています。

まさに国産の技術による「本物のレプリカヴィンテージ」をお探しの方におすすめの1本です。

桃太郎ジーンズ

今や世界中からジーンズを求めてマニアが集まる岡山県倉敷市児島。

その児島を代表するブランドと言っても過言ではないでしょう。

定番ジーンズは大きく分けて「出陣レーベル」「銅丹レーベル」「ヴィンテージレーベル」の3つから選べます。

それぞれに魅力的な特徴がありますが、今回おすすめするのは桃太郎ジーンズと言われて最初にイメージする方も多い、こちらの「出陣レーベル」から0105SPのご紹介です。

 

世界最特濃インディゴに染められた糸で織られた15.7ozの生地による極上の色落ちを体感できます。

「15.7ozというと生地が分厚くて穿きづらそう」と思われる方もいるかもしれませんが、超長綿であるジンバブエコットンで作られた糸を使用しているので、柔らかく穿き心地はとてもよいです。

シルエットは桃太郎ジーンズで現在1番人気のナローテーパード

腿から裾にかけてテーパードしており全体的にすっきりしていますが、股上はやや深めなので見た目よりもかなり穿きやすい美しいシルエットです。

生地、パーツ類、縫製など全ての工程を自社工場が請けおっており、品質の高さは世界レベルだと思います。

更に、各箇所に経年変化が楽しめるディテールが満載で、穿いていて毎日楽しくなるようなジーンズです。

実際に筆者が2年間毎日穿き込んだ0105SPの記事はこちらです。

JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)

上記の桃太郎ジーンズの兄弟ブランドでもあり、桃太郎ジーンズ誕生から約5年後に始動したのがこちらのJAPAN BLUE JEANS。

個人的に桃太郎ジーンズとの大きな違いはターゲット層だと思います。

桃太郎ジーンズは海外からの人気もかなりありますが、国内のよりコアなアメカジ好きに多く支持さてれいるのに対し、JAPAN BLUE JEANSは、国内の比較的ライト層の方と海外のいわゆる「ジャパンデニム」を求めて集まるマニアからの支持がかなり多いように感じます。

そのためデニム以外の商品も日本の伝統的な刺し子素材や市松柄のアイテムなど、より日本製のイメージの強いアイテムが多いのが特徴です。

おすすめ品番は現在の定番ラインであるCIRCLEシリーズからJ401

 

CIRCLEシリーズは全ての品番で体の形に合うようパターンされた「カーブベルト」を採用しており、腰回りのフィット感が従来のジーンズに比べて高いのが特徴です。

全体的にゆとりのあるオーソドックスなシルエットでありながら、少しだけテーパードがかかっているので野暮ったさのないシルエットです。

ヴィンテージのようなドスっとしたシルエットではなく、「スッキリしたキレイな形のジーンズ」をお求めの方にハマる一本です。

現在、絶賛JAPAN BLUE JEANS(の別品番)育成中の友人の記事はこちら。

SUGAR CANE(シュガーケーン)

SUGAR CANEの生みの親である東洋エンタープライズ(株)は、元々日本の米軍基地関係者に向けた商品を作っていたという歴史を持ちます。

そのためSUGAR CANEのアイテムでは、ものづくりの価値観やノウハウ、全てがアメリカ仕込みの「本物のアメリカンワークウェア」を体感することができます。

そんなSUGAR CANEのデニムの中でおすすめしたいのがこちらのSTANDARD DENIM “1947model”

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

シュガーケーン SUGAR CANE 5P ジーンズ ストレート 1947 ワンウォッシュ デニム SC41947A
価格:16280円(税込、送料無料) (2021/1/2時点)

楽天で購入

 

 

名前の通り、ジーンズの黄金期と言われる1947年製のデニムを再現した人気のモデルです。

14.25ozのしっかりした生地で、アメリカの匂いが感じられるシルエットと穿き心地を楽しむことができます。

生地からパーツ類、縫製、シルエットまでもヴィンテージを完全再現しており、ヴィンテージ好きも納得の1本だと思います。

色落ちも非常に評判が良く、値段も他のブランドと比べて安価なのも魅力の1つです。

FULLCOUNT(フルカウント)

FULLCOUNTは、現代のジーンズにはない1940〜50年代の「実用性とファッション性が両立した長く愛用できるジーンズ」に価値を見出すブランドです。

定番ジーンズには昔からの定番の13.7ozのものと、それよりもオンスの高い15.5ozのXX生地のものがあります。

最近ではSR(Super Rough)やSL(Slub Yarn)という色落ちマニア好みな生地のシリーズも展開されています。

フルカウントのジーンズはヴィンテージ独特の生地の柔らかさを再現するため、糸からこだわり抜かれて作られています

その核となる要素が超長綿のジンバブエコットン

一時期「パジャマにもなる」と言われるほどの柔らかい穿き心地でありながら、ヴィンテージさながらの色落ちを楽しむことができます。

「見た目も穿き心地もヴィンテージ仕様。しかもデイリーに使いまわせるジーンズ」をお探しの方におすすめです。

特におすすめの品番は、フルカウントの個性を最大限楽しむことができる15.5ozの定番シルエット1101XXです。

 

2018年あたりからそれまでFULLCOUNTのアイコンだったポケットのステッチと赤タブが排除され、新型のモデルは非常にシンプルな作りになっています。
それと同時にジーンズ全型のシルエットも見直されたので購入の際には旧モデルか新モデルかを注意したほうが良いでしょう。

個人的に、「生地と縫製とシルエット」真っ向から品質で勝負してきた新型モデルに拍手を送りたいです。

Studio D’artisan(ステュディオ・ダ・ルチザン)

ジーンズ市場のほとんどが加工ジーンズであふれていた1979年の頃からヴィンテージジーンズにこだわり続けてきた、日本レプリカジーンズ界のパイオニア的なブランドです。

日本で初めて「セルビッチジーンズ」に価値を見出し製造しはじめたのもこのStudio D’artisanです。

Studio D’artisanのアイテムは、単なるヴィンテージの忠実な再現だけではなく、それらにブランド独自の要素や解釈を加えたヴィンテージのその先にある新しい価値を体感できます。

日本の伝統的な生地である「刺し子」や日本の天然インディゴによる「蓼正藍染め」のデニムなど、国産ブランドならではのアイテムが多く、毎年カタログを見るだけでもかなり楽しめるブランドです。

今回おすすめするのは、こちらの定番のSD-908

 

トヨダ製の日本に残る最古の力織機「G3」を稼働させて織られたデニムを使用しています。

職人による手作業で機械を調整しながらゆっくりと織られるため、今の大量生産の機械では絶対に出せないムラ感と温かみのある生地に仕上がります。

シルエットは1位2位を争う人気シルエットのリラックステーパード

細みのシルエットでありながら窮屈感のない腰回りで、体に沿ったシワが入り、迫力のある色落ちに育ちます。

「国産ジーンズのパイオニアによる本気のレプリカジーンズ」

是非体感していただきたい一本です。

JELADO(ジェラード)

カジュアルウェアという概念がない時代の「機能服」として完成されていた洋服を現代のファッションと融合させた「URBAN VINTAGE STYLE」がコンセプトの大阪発のブランドです。

JELADOには、独自の架空のストーリーを元に当時の雰囲気を味わえる“STORY COLLECTION“、ヴィンテージと現代のファッションとの差をあえて楽しむ“BASIC COLLECTION”、当時の時代性を捉えた時代に左右されないアイテムを展開する“STANDARD COLLECTION”の3つのラインがあります。

その中でも本記事では“STANDARD COLLECTION”から44DENIMのご紹介です。

 

第2次世界大戦の時代に製造されたいわゆる「大戦モデル」のジーンズです。

生地の表側にあたる経糸にアメリカンコットン、生地の裏側にあたる緯糸にジンバブエコットンを使用しているので、穿き心地が良い上に、アメリカ的な荒々しい色落ちに育つといういいとこ取りな生地が魅力です。

この生地、個人的に滅茶苦茶おすすめです!

ポケットのスレキには当時の物資統制の影響がうかがえる軍事服用のヘリンボーン生地を使用しており、月桂樹ボタン、コインポケットのリベット省略など、大戦モデルのディテールを思う存分楽しめるモデルとなっております。

「誰が見ても一目でかっこいいと思える大戦モデル」をお探しの方におすすめです!

こちらは私が1年以上着込んだ同素材の大戦デニムジャケットになります。

作り込みの気合いの入り方はもちろん、色落ちのスピードも早く、着ていてとても楽しいアイテムです。

RESOLUTE(リゾルト)

RESOLUTEは、日本のレプリカジーンズ界を牽引してきたブランドDENIMEの元デザイナーの林芳亨氏が立ち上げたブランドです。

林氏の「定番品をいつでも買い直せるように」との思いから、シーズン物のアイテムをほぼ生産せず、定番ジーンズの4型のみに生産を絞っています

また、「丈直しをすることでシルエットが崩れる」という林氏のこだわりから、ウエストの他にレングスのサイズも選べることが特徴です。

1番人気の品番710は、ウエストとレングスの組み合わせで、約86種類ものサイズの中から自分に合ったサイズを選ぶことができます!

普段の生活の中でのワードローブとして「一生買い直せる自分の永遠の定番ジーンズ」をお探しの方に特におすすめです!

 

710はリーバイスの66モデルをベースとしたモデルで、リーバイスらしい青味の強い生地が特徴です。
また、リーバイスのボーイズサイズのジーンズからパターンをおこしているため、小柄な日本人にもフィットするシルエットが魅力です。
メイドインジャパンにこだわった生地や縫製などの作り込みもジーンズマニアも納得のクオリティです

スポンサーリンク

まとめ

以上、国産ジーンズのおすすめブランド8選でした!

今回ご紹介した8つのブランド以外にもまだまだたくさん国産ブランドはございますので、お気に入りの1本を見つけて大切に育ててみてくださいね

本記事が皆さまのより良いジーンズライフの手助けになれば幸いです!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました