こんにちは!
「シフクのアメカジ」の若者と申します。
皆さんはこの映画を見たことがありますか?
「地上より永遠に」(1953年公開)
舞台は1941年のハワイ。
真珠湾攻撃を受ける直前のアメリカ陸軍の生活を描いた映画です。
この映画の公開年のアカデミー作品賞にも輝いた名作です。
この映画の劇中で主演のモンゴメリー・クリフトが見事に着こなしている服があります。
今では幻のヴィンテージとも言えるほどの希少性を持つその服。
今季2021SSのFULLCOUNTからそれを復刻したアイテムが登場しました!
それがこちら!
4050 USアーミープルオーバー
今回はこちらを購入しましたので、レビューしていきたいと思います!
USアーミープルオーバーはどんなアイテム?
こちらは1910年代〜1940年代にかけてアメリカ陸軍で採用されたシャツがベースになっています。
元々は囚人用に開発されたデザインで、左右の大きなジェイルポケットが特徴です。
生地にデニムを使っていることや、このシンプルな作りからもわかる通り、本来は戦闘服ではなく作業用に使われていたシャツになります。
「地上より永遠に」の劇中でも、基地内の作業の際に着ていたことが確認できます。
オリジナル物は現存している球数が極端に少なく、現在のヴィンテージ市場ではかなりの値段で取引きされているみたいです。
そんな幻のヴィンテージとも言えるシャツをベースにしたのがこのUSアーミープルオーバーです。
更にこのアイテムはFULLCOUNTが創業時に初めて世に出したシャツでもあり、今季2021SSに満を辞して復活しました。
最古のFULLCOUNTファンの方は待ちに待ったアイテムなのではないでしょうか?
細かなディティール
ここからは部分的に細かなディティールをみていきます。
このシャツをネットで買おうか迷われている方にも向けて、公式オンラインショップの画像ではわからないところまでも見ていきます!
ジェイルポケット
真っ先に目につくのはフロントのジェイルポケットです。
囚人服を起源に持つこの服の1番の特徴です。
外から生地を貼っただけのシンプルなポケットですが、デザインとしてもめちゃくちゃカッコいいと思います。
ぱっと見は使いにくそうに思えますが、実際に使ってみると意外にも使い勝手が良い印象を受けました。
スマホや鍵、日用品はなんでも入ります。
横から物を出し入れするのがなんだか新鮮です。笑
大きなシンプルなポケットだからこそ、なんでも物を入れておけるので、見た目以上実用的だと感じました。
プルオーバー仕様
フロントはボタン三つのプルオーバー仕様になっています。
このフロントの面構えが最高にかっこいいです。
ボタンには1930年代の一部の個体に見られるレアな刻印の物を再現したボタンを
使用しています。
実はこのボタン、知る人ぞ知るレプリカボタンメーカーであるボタンワークスのボタンを使用しています。
裏にボタンワークス製である証の刻印が入っています。
ボタンワークスはワークウェアの脇役であるボタンやジップ、ノベルティーグッズなどの製法や技術を徹底的に研究し製造しているブランドです。
かなりマニアックなブランドですが、古着好きの方にはたまらないのでは無いでしょうか?
気になった方は是非HPを覗いてみてください!
シンプルな作りのシャツが故に、このボタンひとつのこだわりが全体の雰囲気をぐっと上げているように感じます。
また、フロントのボタンホールはトップだけ横向き、下二つは縦向きになっています。
オリジナルを忠実に再現しています。
生地感
シャツにしては少し重めの10.5ozのデニム生地を使用。
しっかりとハリがあり、表面に少しムラ感もあります。
また緯糸にはグレーの糸を使用しています。
グレーの緯糸を使うことで明るい色でありながらも深みのある色味に仕上がっています。
生地に関しては流石のフルカウント、デニムのクオリティーが高いです。
ちなみに限定商品でデニムではなくオリーブのバックサテン生地の物もあります。
こっちはこっちでかっこいい…。
グレーステッチ
各所のステッチにはグレーの糸を使っています。
これは第二次大戦以前の個体に見られる仕様だそうです。
グレーの緯糸と相まって生地とステッチが自然なコントラストでかっこいいです。
襟
襟はシンプルな大振りな形です。
ワーク感のある男らしい襟形状なのでとてもカジュアルに着れます。
台襟も無しの簡素な作りです。
ちなみにパッチはフルカウントの標準的なパッチが付きます。
クラシックな印象があり、個人的にはとても好きなデザインです。
着画
実際に着てみるとこんな感じ。
身長171cm、体重62kgの僕でサイズ36を着用しています。
着るとしっくり来るこの感じ、かなり気に入っています!
身幅も丈も大きめの作りなので、いつもよりもワンサイズ下で丁度いいサイズ感です。
中にパーカーやスウェットも着れる余裕があります。
ただしプルオーバータイプでありながらも全く伸びないデニム生地を使っているので、脱ぎ着が若干し辛いです。
トータルの感想
めちゃくちゃ気に入りました。
囚人服が起源のとても簡素な作りのシャツですが、FULLCOUNTのこだわりがたくさん詰まっていました!
春にはアウター、冬にはインナーにも使えるので汎用性も高いです。
ちなみにこちらのUSアーミープルオーバーは今季即完売してしまいましたが、4月に再生産が決定したそうです。
公式HPから再生産分の予約ができます。
公式オンラインショップ USアーミープルオーバーの予約ページ
気になった方は是非手に入れて見てください!
今回はFULLCOUNTの新作4050 USアーミープルオーバーについてレビューしました!
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
それでは!
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