【友人みっちーのジーンズ育成記録⑥】ジーンズ買いに行く前にこれをみて!
デニム
こんにちは!
シフクのアメカジの若者と申します。
友人みっちーのジーンズ育成企画の第6話です!
この企画はジーンズ初心者である友人のみっちーが1年間かけて1本のジーンズを育てる企画。
それに伴い、毎回ジーンズについてのトピックを一つに絞って解説していきます!
今回は実際にお店にジーンズを買いに行く際に、店員さんとお話ができるためのジーンズ用語集になります!
今回の内容を知っておけば、どんなお店に行っても怖いもの無しです!
ぜひ最後までお読みください!
企画のルールのおさらい
- JAPAN BLUE JEANS JB0626を基本的に毎日穿いてもらう
- 洗濯の頻度・方法は自由
- 期間は1年
- 月に1度当ブログにて経過報告する
- 1話ごとにジーンズの基礎知識を1つ教える
前回の記事はこちら!
みっちーとの再会
若者
みっちー
若者
みっちー
若者
みっちー
若者
いいね笑
まだ穿き込み期間の半分だから、これからも引き続きよろしく!
みっちー
若者
みっちー
色落ちチェック
着用5ヶ月の色落ちを見てみましょう。
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みっちー
若者
みっちー
若者
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若者
みっちー
みっちー
そういえば俺のこのジーンズを見て、有難いことにジーンズに興味を持ってくれた人がいた!
若者
みっちー
でもその人、俺と同じでジーンズの知識が全くないから何を選べばいいかわからないみたい。
若者
若者
ならお店で店員さんと最低限の会話ができるような用語だけでもまとめてみるか!
みっちー
ジーンズを買いに行く前に知っておきたい9つの用語
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ジーンズを実際に買いに行くと、お店には色々なモデルが置いてあると思います。
今回はお店に行って店員さんとスムーズに話が進めれるように最低限のジーンズ用語をまとめました!
この10個の用語さえ知っておけば怖いもの無しです!
Let’s enjoy JEANS!
ストレート・テーパード・スキニー
まずジーンズのシルエットを選ぶときに必ず耳にするのが、
というワード。
それぞれジーンズの大まかなシルエットを指します。
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ストレートは文字通り真下にズドンと落ちるシルエットです。
一番ジーンズらしい昔ながらのシルエットになります。
テーパードとは、裾に向かって細くなるシルエットを言います。
スッキリ穿くことが出来て、野暮ったくなりたくない方におすすめです。
スキニーは、足のラインがはっきり出るようなピッタリしたシルエットです。
綿100%のジーンズだと動き辛さはありますが、ヒゲ、ハチノスは一番はっきり出やすいです。
もちろんこの3つ以外にも色々なタイプのシルエットが存在しますが、どのメーカーも基本となるのはこの3つのことが多いです。
まずは自分がしっくりくるシルエットのものを選んでみてください!
若者
赤耳
現代の機械は、あらゆる幅のデニム生地を作ることが可能です。
しかし、旧式力織機と呼ばれる昔の機械では、決まった幅のデニム生地しか作ることはできませんでした。
ですが、今もなお旧式力織機にこだわって生産しているブランドは少なくありません。
旧式力織機によるデニムには、今の機械には決して出せない風合いと不均一さがあるのです。
味が出ることが一つの価値とされているジーンズにおいて、旧式力織機によるデニムは、マニアから絶大な支持を受けています。
そんな旧式力織機のデニムには一目でわかる特徴があります。
それが赤耳です。
赤耳とは旧式力織機のデニム生地の端に付く耳のことで、そのままジーンズに使われます。
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ヴィンテージのジーンズには、この赤耳がアウトシームやウォッチポケットの入口などに使われています。
赤耳は旧式力織機によるデニムの証として、人気のディティールです。
若者
裾をチラッとめくってみて赤耳があるかチェックしてみよう。
赤耳についてもっと知る
↓
【友人みっちーのジーンズ育成記録記録⑤】赤耳ってなんなのさ??
オンス(oz)
デニムに限らず生地にはオンスと呼ばれる単位が存在します。
オンスとは、単位面積(1平方ヤード)あたりの重さを指します。
簡単に言えば、オンスが大きいほど重たい生地というわけです。
ジーンズに使われるデニム生地は、12オンス〜15オンス前後のものが多く使われます。
明確に決まっている訳ではないですが、12オンス以下はライトオンス、15オンス以上はヘビーオンスとされることが多いです。
このオンスによってもジーンズの色落ちの表情は違ってきます。
実際に店員さんにこのジーンズは何オンスか聞くのが一番でしょう。
みっちー
リジッド・ワンウォッシュ
ジーンズは出来上がった直後の段階では、生地に糊がついています。
この糊を落とす際にジーンズは大きく縮みます。
糊を落とさずに製品となっているものをリジッドと呼びます。
逆に一度洗いをかけて糊を落としてから製品となっているものをワンウォッシュと呼びます。
リジッドのジーンズは縮むことを考慮したサイズ選びをしないといけないため、サイズに関しては必ず店員さんにアドバイスをもらうことをオススメします。
ジーンズがある程度縮み切っているワンウォッシュのジーンズはその場でジャストサイズを選ぶことができます。
買ったジーンズが実はリジッドで「洗濯したら縮んで穿けなくなった!」とならないよう、わからない時は店員さんに聞いてみましょう。
若者
1本目は失敗のないワンウォッシュのジーンズが無難!
リジッドは洗濯すると大きく縮むので注意が必要。
最初は縮みがほとんど出ないワンウォッシュがオススメ。
ヒゲ
ヒゲとは、ジーンズのフロントの股付近にできる色落ちのことです。
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ジーンズの代表的な色落ちの一つです。
そのジーンズの顔ともなる箇所なので、一番重要な色落ちの一つでもあります。
どんなヒゲが現れるのかをワクワクしながらジーンズを選んでみてはいかがでしょうか!
若者
みっちー
生地の特徴やシルエットによって出方が違うのは面白かった!
若者
ヒゲについてもっと知る
↓
【友人みっちーのジーンズ育成記録②】ジーンズのヒゲってなに?
ハチノス
ハチノスとは、膝の裏側にできる色落ちのことです。
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膝の屈曲により生地が溜まることで生まれます。
ヒゲと同じく、ジーンズの重要な色落ちポイントです。
若者
みっちー
ハチノスの出方はジーンズのシルエットで大きく変わるんだったな。
若者
ハチノスについてもっと知る
↓
【友人みっちーのジーンズ育成記録③】ハチノスって何なの!?
右綾・左綾
右綾・左綾とは、それぞれデニム生地の織り方を指します。
デニム生地は綾織の綿織物で、表面に斜めの線が見えます。
この線を綾目と言い、
綾目が右上に向いているものを右綾、
綾目が左上に抜いているものを左綾と言います。
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右綾の特徴は、
- ヒゲが出やすい
- 生地が比較的硬い
- ジーンズが右向きに捻れる
などが挙げられます。
左綾の特徴は、
- タテ落ちと呼ばれる色落ちが出やすい
- 生地が柔らかい
- ジーンズが左向きに捻れる
などです。
基本的にはジーンズは右綾が一般的ですが、Lee等の一部のメーカーでは左綾が標準仕様となっています。
みっちー
若者
「右綾・左綾とはデニム生地の綾目の向きの違いである」
パッカリング
デニム生地は綿で出来ているため、洗濯をするたびに基本的に縮みが生じます。
それに加え、ミシン糸の縮率とデニム生地の縮率の差によって、生地がウネウネする箇所があります。
このウネウネをパッカリングと呼びます。
一番わかりやすく、こだわる方も多いのが、裾のパッカリングです。
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ジーンズの色落ちは激しくパッカリングが生まれているものがカッコ良いとされています。
では裾のパッカリングが格好良く出るものと出ないもの、何が違うのでしょうか?
それにはチェーンステッチというものを知っておく必要があります。
パッカリングとは、生地や縫製糸の縮率の差によって生まれる波打ったようなアタリ
チェーンステッチ
ジーンズの裾は、多くはシングルステッチとチェーンステッチのどちらかで処理されます。
違いは裾の裏側をみると一目瞭然です。
シングルステッチはこのようになっています。
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対してチェーンステッチはこんな感じ。
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チェーンステッチはミシンの下糸が輪っか状に縫われます。
この輪っかが洗濯によって縮むことで、パッカリングが出やすいという特徴を持っています。
また、チェーンステッチの中でもユニオンスペシャル社の43200Gというミシンによるチェーンステッチは、パッカリングが斜めに現れます。
上のチェーンステッチはユニオンスペシャル社の43200Gで裾上げされています。
この斜めに現れるパッカリングを出すために、ユニオンスペシャル社のミシンにこだわる方も少なくありません。
裾上げをする際は、チェーンステッチで仕上げてくれるお店にお願いするのも良いでしょう。
チェーンステッチで裾上げするとパッカリングが出やすい
バックステッチ
バックポケットに縫われる模様をバックステッチと呼びます。
もっとも有名なバックステッチはリーバイスのアーキュエイトステッチと呼ばれる、カモメ型のステッチです。
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また第二次世界大戦中、物資統制の影響でリーバイスのアーキュエイトステッチがペンキでペイントされている時期がありました。
(その時期のモデルは大戦モデルと呼ばれ、高額で取引されます。)
そういったジーンズの時代背景もあり、糸によるステッチ以外にも、ペンキで模様を入れるメーカーも珍しくありません。
ペンキステッチは国内では桃太郎ジーンズやEVISUが有名です。
バックステッチは一目で「あのメーカーのジーンズだ!」とわかる、いわばそのブランドの顔のようなものでもあります。
若者
バックステッチとはバックポケットに施されるブランドを表すデザイン
【おまけ】もっとジーンズが好きになる3つの用語
ここまで読んでくれた方はジーンズに興味を持ってくれている方だと思います!
そんな方のために、もう少しマニアックなジーンズの用語を3つご紹介します。
芯白
一般的なデニム生地は、
- インディゴで染めた経糸(たていと)
- 何も染めていない緯糸(よこいと)
この2種類の糸を用いて織られています。
そのうちインディゴ色の経糸がジーンズの色落ちを生むわけですが、美しく色落ちをするデニムの経糸は、糸の芯まで染まっていないのです。
この糸の芯まで染まっていない状態を芯白と言います。
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ジーンズの色落ちは、経糸のインディゴ部分が摩擦などで褪色することで中の白色が表面に出てくるという仕組みです。
つまり、芯白がジーンズの色落ちを生むので、こだわったジーンズメーカーは芯白になる染色方法を徹底的に研究しています。
芯白とは糸の芯までインディゴが染まっていない状態のこと
リベット
ジーンズにはポケットなどの力の加わる部分に、リベットと呼ばれる鋲が打ってあります。
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このリベットの発祥は1871年。
当時はアメリカでのゴールドラッシュがあり、より丈夫なワークウェアが求められた時代でした。
そんなとき、一人の仕立屋がリベットを打った作業ズボンを発明しました。
彼の名前はジェイコブ・デイビス。
彼はその後リーバイス社の工場長にも任命され、ジーンズを誕生させた第一人者です。
余談ですが、ジェイコブ・デイビスは現代でもゴリラのキャラクターで有名なBEN DAVISの創業者のベン・デイビスの実の祖父でもあります。
このジェイコブが発明した作業パンツこそが、現代のジーンズの起源なのです。
リベットはジーンズには欠かせないディティールの一つです。
隠しリベット
ジーンズに打たれるリベットの中でも、バックポケット裏に打たれているリベットを隠しリベットと呼びます。
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表からはリベットが打ってあることがわかりません。
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この不思議なリベットは一体何なのでしょうか?
リーバイスでは元々ポケットの外側からもリベットが見える打ち抜きリベットと呼ばれるリベットが使われていました。
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TCB JEANS 1920model
しかし、打ち抜きリベットはソファーや馬の鞍などに傷がつくため、1937年頃から隠しリベットが採用されます。
この隠しリベットは打ち抜きリベットに比べて、生産にかなりの手間がかかります。
この隠しリベットは当時リベット付きパンツに誇りをもっていたリーバイスの意地でもありました。
その後、隠しリベットは1965年頃まで採用されます。
その後は大量生産のためのコストダウンもあり、バックポケットにリベット自体が使われなくなり、閂(かんぬき)止めという処理になります。
穿いている自分にしかわからない隠しリベットですが、隠しリベットはヴィンテージリーバイスの象徴的なディティールでもあるので好む方も多いです。
こういった細かいディティールの歴史を知るのもジーンズの一つの楽しみ方ですよね。
隠しリベットとは外側からは見えないバックポケットに打たれるリベット」
終わりに
今回はみっちーのジーンズ育成5ヶ月の変化とジーンズを買いに行く前に知っておきたい用語10選でした。
いかがでしたでしょうか?
これだけ頭に入れておけば、きっと理想のジーンズを自分で見つけることができると思います!
みっちー
若者
みっちー
若者
今回はここまで!
次回もお楽しみに!
みっちーのジーンズ育成はまだまだ続く!!
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